すみれ映像舎機材担当より
新しい時代の映像制作を予想します!!
ここ最近めまぐるしく変わる映像業界。アナログ放送はなくなり、地デジになり、そしてまた4Kへと・・・。
映像制作会社はついていくのにやっとです。
そしてまた新しい映像制作の時代、
それが
Rawデータです。
写真ではおなじみのデータ形式ですが、最近では動画でもおなじみになりつつあるのです。
ちなみにRawデータとは何かというと、
〝完成状態にされていない画像データのことである。英語でRawは「生」「未加工」を意味する(Wikipediaより)〟
ということ、撮影後でも編集できる非圧縮ファイルです。
もっとに言うと後から、光量や色などを厳密に編集出来るようになります。
Rawデータなら背景などが光でとばずに全ての絵をキレイにする事が出来るという事です。
写真カメラマンさん達はRawデータをメインで撮影する事のほうが主流のようです。
そんな便利なデータなら、これからはRawデータで撮ればいいんじゃないかと思われますよね?
実はこのRawデータとてもバカデカいのです。
どのくらいかというと60GBで15分程度しか撮れません。
64GBのSDカード1枚で15分〜20分程度です。
実際の撮影ではまだまだ現実的ではありませんね。
しかし映像現場でこのRawデータがこれから主流になってくる可能性があるのです。
それの流れの一つが急激な値段の低下です。
このRawデータすこし前までは何百万もするカメラでしか撮れなかったのです。
それが今では10万円で買えるようになりました。
(ブラックマジックデザインのポケットシネマカメラです)
急激な値段低下に業界騒然。
ブラックマジックの乱といえるでしょう。
そして二つ目の流れがSonyが参戦?
安くRawデータが撮れる!!にSonyが参戦しました。従来のFS700にインターフェースユニット接続でRawデータ撮影が可能に。
http://www.sony.jp/nxcam/products/HXR-IFR5/
そして今は3つ目の流れを待っているような状態です。
現在の4K映像ブームの時代の裏に、実は密かにRawデータブームが始まりかけています。
以前4Kについて書かせて頂きました。
(4K映像の是々非々
http://sumileblog.blogspot.jp/2014/01/4k.html )
Rawデータ撮影についての課題はまだまだたくさんありますが、
Rawデータがもし実用化される事があれば、4K以上のイチダイビジネスであります。
まず
映画のような、キレイな、美しい、
などとうたっている企業が飛びつくでしょう(我が社もそうです)。
そしてRawデータを民間でも簡単に編集出来るパソコンが普及すれば、
専用編集ソフトが売れ、ビデオ親父、ビデオ女子などと言われる人間が増えるでしょう。
Rawデータ専門の映像会社(素人が撮ったものを加工するなど)が出来てもおかしくないと思います。
とにかくRawデータはプロや民間を賑わすことと思います。
この流れ期待しましょう!!
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