今年も恵比寿の写真美術館で行われた映像祭に行ってきました。
この映像祭は新しい映像の表現を求めて様々な映像作家の作品が無料で観られる大変画期的な映像祭です。
私はこの映像祭に第三回から4年連続で観に来ています。
こうなると第一回も第二回も観たいと思ってしまいます。
それほどこの映像祭には映像人として期待しています。
そして今年も期待する映像祭が行われました。
(TRUE COLORS)
と題するように今年一番目を引いたのは分藤大翼BUNDO DAISUKEさんの南アフリカの熱帯雨林地域に暮らすバカ族の記録映像でした。
記録は壊れたカセットテープを修理し、再生するまでの過程を記録した映像です。
別に何か起こる訳のない何の変哲もない映像ですが、全く環境の違う地域に暮らす人々の生活を特別な映像に感じました。
豊かな民族音楽を継承する人々の間にもラジカセが浸透するなど徐々に生活の変化の波が押し寄せている。
そんな記録映像が淡々と流ながれていました。
改めて映像とは
〝意味のあるもの〟と感じました。
どんな映像にも意味がある。
〝意味のない〟映像にも〝意味のない〟という意味がある。
時代が進み
これからも映像がどんどん変わっていく事でしょう。
しかしこれだけは変わらない事です。
意味のある情報を
どう表現するか?
どう発信するか?
これからの時代は問われるものだと思います。
それ突き詰めるという意味で恵比寿映像祭の存在はとても貴重なものであると感じます。
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